2022年8月のブログ記事

  • 隠蔽工作

    私は見栄っ張りだ。 人から賢そうだと思われたいし、大人なレディだと思われたい。 「ちゃんと」の明確な基準なんてわからないけれど、ちゃんとした人だと思われたい。 苦手なことばかりの自分をダメな奴だと責めては苦しくなるし、出来ないこと・知らないことがある自分を恥ずかしいと落ち込む。 失敗だって出来れば... 続きをみる

  • クジラ イルカ ワタシ

    今読んでいる本の中にクジラの歌に関する記載があり、そうか、クジラは歌うのかと驚いた。 どうやらその歌声は瞑想にも使用されるらしい。 知らなかった。 私は何故か海の生物を見ると心がざわつく。 動物図鑑も、海洋生物のページはじっくり観ることはおろか触ることさえ抵抗を感じてしまい、ページの見開き部分に触... 続きをみる

  • とまった時間の中で

    21時だと思っていたら、22時38分だった。 今日のことだ。 夕飯を終え、洗濯物の片付けをする。 お風呂にも入った。 なんとなく全身の保湿をいつもより丁寧にし、簡単に足つぼマッサージと頭皮マッサージもおこなう。 お気に入りのユーチューバーの方の動画をみながら、爪まで磨き上げた。 ひと段落ついたとこ... 続きをみる

  • おやつのワクワク

     おやつの時間が大好きだ。  どんなときも、後でおやつを食べようと考えると心が弾む。  それなのに今日、おやつを食べようと思ったら自宅におやつがなかった。  絶望を感じながら、買いに行くか…でもなあ…とグズグズしていたところ、“スコーンならすぐにできるのでは”とひらめいた。 さっそく『スコーン 小... 続きをみる

  • ユメミル治療

    心がくさくさして、やさぐれモードに突入する時期が突然やってくる。 何もかもが気に食わない。 もう全てのことが気に障る。 口を開けば皮肉が止まらないし、目に映るすべてのものを鼻で笑いたくなる。 ふん、ばかばかしい。 勝手にやってろ。 そんな気分。 そんなとき、一番身近にいる人物が被害を被る。 夫であ... 続きをみる

  • 椎茸の甘辛煮が食べたくて

    “思い立ったが吉日”という言葉があるが、世の中には思い立ったその瞬間に、実行に移すことが難しいものもあるのだと思う。 椎茸の甘辛煮もその一つではないだろうか。 私のタイミングも悪いのかもしれない。 しかし、大抵夜なのである。 朝でもなく、昼でもなく、夕方でもない。 夜の19時ごろ。 夜ご飯を作ろう... 続きをみる

  • バレリーノは偶然に

     我が家の寝室。 セミダブルのベッド上で、夫が華麗なポージングを決め込んでいる。ダイナミックかつ繊細である。 バレエダンサーさながらの動きをみせる彼から流れ出るのは、美しいクラシック音楽ではなく、豪快な騒音。 いびきである。 夫は寝相が悪い。 1人で寝るときは、ベッドの対角線上で寝なければならない... 続きをみる

  • ホウレンソウによる正義中毒

     私は長年、重い中毒を患っている。  多くの中毒者は、自分が中毒を患っていることには気がつかない。  私自身、自分が重い中毒を患っていることに、最近まで気がついていなかった。  『正義中毒』  私の中毒の名前である。  その名を耳にしたことはこれまでにもあった。  しかし漠然と、インターネット上で... 続きをみる

  • 桃と羞恥心

    「一番好きなフルーツは何ですか?」  こう聞かれたら私は迷わずこう答える。  「桃です」  一番好きな食べ物は、返答に困ってしまう。好きな食べ物が多すぎて選べない。  以前職場の人に好きな食べ物を聞かれたとき、考えるのが億劫で学生の頃に一番好きだった「唐揚げ」だと答えたら、その後事あるごとに唐揚げ... 続きをみる